貴重な体験


黒﨑 来実(第4回参加)

(アルパカの人形、クスコの夜景)

¡Hola! 皆さん、こんにちは。第4回ペルー文化交流研修に参加した、津田塾大学英語英文学科4年の黒﨑来実です。今年2022年の4月から、日本で公務員として働きます。

今回は、この研修旅行で得た経験をお伝えし、皆さんに少しでもこの魅力をお伝えできればうれしく思います。

研修旅行を通して、私たちは多くの経験を得られました。その中で、私は物事を見つめる際の視点の在り方、自分自身に自信を持つこと、挑戦していくことの大切さについて考えさせられました。

まず、視点についてお話します。私はペルーに行ってみて、自身がこの国ではマイノリティであると感じられました。これは、人種や民族を普段考えずに暮らす多くの日本人にとっては新鮮な感覚になると思います。 また、ペルーを通して、日本という国を俯瞰的に見ることができました。例えば、よく言われることですが、日本の交通機関の正確さというのは、当たり前のことではないのだと気付かされました。その他にも、色々な発見がありました。百聞は一見に如かず!ということで、皆さんにも是非一度実際に自身の目で見て確かめて欲しいです。

次に、自分自身に自信を持つこと、挑戦していくことの大切さについてお話します。この研修旅行を通して、「大抵のことはなんとかなる」、「ケセラセラ~」と思えるようになりました。困難な環境下での様々な体験の積み重ねが自信につながりました。「マチュピチュなんて、レインボーマウンテンなんて登れないよ…」と思っていたものが、案外登れてしまいました。また、ペルーでお財布とクレジットカードを紛失しましたが、ギエルモ先生がお金を貸してくれたため、なんとかなりました。

(ギエルモ先生とアルパカ)

さらに、ペルーの、ラテン系の方との刺激的な恋愛は期間限定ではありましたが、恋愛も経験してみるものだなと、食わず嫌いの私に挑戦していくことの大切さを教えてくれました。

そして、この研修旅行で得た経験は、私の就職活動の際にも活かすことができました。ペルーでの過酷さと比較衡量したら、就職活動はまだマシだと思えました。そんなに辛いとは感じませんでした。

最後に、研修に参加する前は、共同生活、ペルーの治安、インフラの整備、言語の壁といったことに不安を感じていましたが、スペイン語の先生(浦先生)をはじめ、ギエルモ先生や多くの研修参加者が助けてくれたため、安心して研修旅行に臨むことができました。ペルーへ行こうと決意し、勇気を持って参加した結果、貴重な経験を得ることができました。おかげで、一生の仲間にも巡り合えることができました。

この研修旅行が次の後輩にも繋げていけたら嬉しく思います。