- 第5回 2024年2月21日~3月21日
- 第4回 2020年2月14日~3月14日
- 第3回 2019年2月14日~3月14日
- 第2回 2018年2月17日~3月17日
- 第1回 2017年2月12日~3月10日
- 初 回 2016年8月4日~8月29日
第5回
第5回は中継地のメキシコ空港がストで閉鎖されたため、実際には22日からの研修となりました。以下、帰国後アンケートにいただいた参加者の感想の抜粋と写真です。それぞれのテーマに沿って、皆さんの感想を並べてあります。
(2024年2月22日~3月21日)
1. 国内旅行について
旅行はハードなスケジュールでした。ただ、レインボーマウンテンにすごく行きたかったです。
日程が詰まっていて体力が追いつかないと感じることもありましたが、とにかく日本にはない壮大な自然と文化を感じられて、感動しました。
私は全ての場所で体調を崩すことなく楽しめたので嬉しかった。行った全ての場所が本当に壮大で初めて見る景色ばかりで、絶対に日本では味わえないものだと思う。たくさんのペルー料理を食べることができてよかった。食事はパクチーが多くの料理に入っていたので少しきつかった。
全部が楽しかった。期間中はちょうどよくペルーの観光スポットを網羅できたのが嬉しかった。ルーカスとハビエルにすごく助けてもらった。2人のおかげで充実した旅行となった。
沢山の都市を回ることができて楽しかったです。ペルーがどんなところかわかりました。クスコでゆっくりできたので良かったです。夜行バスであまり眠れていなく体調を崩してしまう人もいたので、夜行バスの回数を減らした方がいいかもしれません。
ペルーが雨季の時で、緑がたくさんあって良い時期でした。期間、場所ともにとても良いもので事前学習などもあったので濃い時間を過ごすことができました。
私たちの旅行に関わってくれた人々に本当に感謝しかない。たくさん色々なところに連れて行ってもらい、美味しいご飯を食べることができて良かった。旅行の最初の方は海外慣れしていなかったのか、とても体調を崩した。旅行中は自分でも驚くほど具合が悪くなった。海外では本当に何が起こるかわからないので、事前に念入りに薬等準備しておかなければと改めて思った。
ペルーの観光地のほとんどを回ることができ、さらに天候にも恵まれたのでとても満足できた。特にナスカのバギーが楽しかった。治安の問題や旅行日程がタイトだったこともあり仕方ない面でもあるが、個人的には自由時間がもう少し多いとよかった。
2. 学校での文化交流活動について
どのようにやるのか、事前のイメージがなかったので、始めは困惑しました。ですが、慣れるととても充実した経験になりました。もっと入念に準備をしておくべきだと、反省しました。
自分の担当授業を3.4回繰り返せたのがとてもいい練習になった。最終回が一番上手く出来たという自信があるので、トライ&エラーを繰り返すのに十分な期間であったと思う。子供ならではの質問攻めに答えられず焦った事もあったが、話しかけてくれることがとても嬉しかったし、話す・聞くの良い練習になった。今回感じた「これ言いたい」と思う経験がこれからスペイン語を学んでいくうえで糧になると思った。
みんな新鮮に反応してくれたり、一緒にやってくれたりと楽しくできました。異文化間で意思疎通を図る難しさや楽しさを学びながら、改めて自分の文化を知る体験ができたと思います。
教えるのは難しかったけど、だんだん慣れてくると楽しく活動できるようになった。子供たちがノリノリでやってくれるととても嬉しかった。とてもフレンドリーで優しかった。先生も子供たちも日本のことを好きでいてくれているのが伝わってきた。重要な単語を覚えて、なるべく短い文で簡単に伝わるようにすることが大切だと思った。
回を重ねるごとにだんだん子供たちがどこで躓くか、どんな言葉をかければいいかなどが分かってきたのでスムーズにできたのではないかと思う。人前で話すのが苦手だったので緊張のほうが大きかったが、普段なら絶対に自分からやらないことなのでいい経験になったし、日本語教員の養成課程も取っているのでとても勉強になった。
習字や遊びは、学年によって教え方を変えなくてはいけなく大変でしたが、自分の担当以外もフォローし合って協力しました。想定外のことがたくさん起きて、その時にスペイン語で対応することが難しかったですが、その都度メモをして次の授業で使うように意識したので、とても勉強になりました。大変なことも多かったですが、とてもよい経験ができました。
一つの授業を何度も繰り返しできたことが語彙力や対応力につながったのでいい点だと感じました。小さな学年になればなるほど話が通じず大変でした。しかし、授業の中で咄嗟に出てこなかった単語を調べて次の授業で使うという繰り返しが一番語学力向上につながったと思います。ペルーに行く前に2.3回しか顔を合わせていなかったため、気軽に連絡を取ることにハードルがあったように思います。出発前にもっと積極的に交流をして仲良くなっておけばよかったなという反省があります。
やってみて初めて必要だとわかったものもあったが用意できるもので臨機応変に対応できていたと思う。授業の方向性を全員で合わせるのは難しかった。私は風呂敷だったので回数は相対的に少なかったが、向こうの生徒や大人たちのためになるような内容だったと思う。発表内容によって回数がバラバラだったのでdirectoraとの時間割決めの際に誰か参加して意見を私たちと先生方とで共有できるとさらによかったのではないかと思う。
今思えばあっという間だった。ペルーの人々は本当に日本の文化に興味を持ってくれて、授業のやりがいがあった。子供達もみんな日本に興味を持ってくれて、嬉しかった。授業では、実際にスペイン語で日本のことを教えるという経験ができて非常に良い経験になった。私自身、現在大学で日本語教員課程を履修しているので、教育実習のシミュレーションのようなことができてとてもためになった。
教えるということはとても難しいと思った。指導案を書いてもそれ通りにすすむことがなくみんなで臨機応変に対応しようとしたがそれでも言葉の壁は厚かった。同じ内容を教えても学年によってすごく反応が変わるので教えていて面白かった。非常に楽しかった。自分の中で忘れられない思い出となった。
3. ホームステイについて
ホームステイの事前情報と実際の家族関係やペット事情などが大きくことなりました。私の場合、事前に貰った資料やメールにはペットなしと記載されていたのですが、犬がいました。ホームステイ中は、ホストシスターたちがいろんなところに連れて行ってくれたので、拙いスペイン語でありながらも積極的に話すことで、同年代の友だちがたくさんできました。
最初こそ、ドアのないトイレや、野犬がうろうろしている近所や水シャワーや学校までのバスやなど全てのことに衝撃を受けて日本に帰りたいと本気で思っていたけれど、優しいホストファミリーとサイクリングや、犬の散歩や、初めての一人お使いや、親戚の誕生日パーティーや、物件探しや、そのほかにもたくさん経験させてもらったなと思う。ホストファミリーがとても愛情深い人たちで、言葉で伝えられないことも汲み取ってくれようとしたり、初めて会った日本人の私のやりたいことを全てかなえてくれようとしたりといった、まごころが伝わってきて恵まれているなぁと思った。
生活習慣が自分と合わなかったことで、寝る時間がホストファミリーと違ったので最初は先に寝ると伝えるのが難しかった。旅行中は睡眠の量と質が確保できないと標高の高さもあり体調が崩れがちになった。研修中は緊張などのストレスが体調管理に関する一番の課題だったと思う。
家族はとても親切で、たくさんコミュニケーションを取ってくれたので楽しく過ごせました。
食については初め肉と野菜が食べられなかったので困っていましたが、伝えたところ肉や野菜を食事に出してくれたのでとてもありがたかったです。胃にやさしいスープを作ってくれるなど親切にしてくれました。
言葉がわからなくてもコミュニケーションを取ろうとすることが大事だと思った。一生懸命話せば理解しようとしてくれるので、悩まずに話そうとすることが大事だと思った。言えば対処してくれるので、具合が悪くなったらすぐ誰かに知らせるべきだと思う。みんなで確認しあって助け合うことが大事だと思う。
良いことしかなかった。家族全員優しく、楽しかった。ファミリーと過ごす休日が少なかったなと思った。私の家庭はシングルマザーで平日はずっと仕事で話せる時間がすごく短かったのでもっと思い出を作れたら良かったと思った。
自分の娘のように大切にしてくれたことがよかったです。自分の拙いスペイン語でも、意味をくみ取ってくれて楽しんでくれたことです。最後のセレモニーとても嬉しかったです。もっとホストファミリーと会話をすればよかったです。
メールに対して返信がなかったことに関しては不安があったので、ホームステイ前に交流ができていればより楽しみにできたかなと思います。特別困ったことはありません。心残りなことはホストファミリーともう少し楽しみたかったことです。しかし、だからこそまたホストファミリーに会いに行こうという目標もできました。
普段から非常に私の体調を気にしてくれた。また、親戚の集まりにもつれていってもらえて嬉しかった。毎回の会話でゆっくり言ってくれたり何度も言ってくれたりしたので、徐々に理解できることが増えていった気がする。ホストファミリーの優しさに感動した。
4. 研修を終えて
友達がとてもたくさんできました。みんな優しくて、フレンドリーで、大好きです。ペルーでは、コロナの影響が悲惨であったことに驚きました、ホストファミリーの家族が、何人もコロナの時期に亡くなったそうです。私はあまりコロナを身近に感じてこなかったので、とても衝撃でした。自分と同い年、または自分より幼いホストシスターたちが、父親や祖父母を同時期に亡くしていたと思うと、胸が痛みました。日本とは異なる社会を目の当たりにしました。
スペイン語を聞く事にはだいぶ慣れてきたなと実感しております。新学期からのモチベーションに繋がっています。
とりあえずやりたいと思ったことは後悔なくできたと思っています。自分の知っている世界ってほんの一面にすぎないのだなと感じました。もっとペルーは西部開拓時代のアメリカみたいな国だと思っていたし、私のホストファザーみたいな温厚なタクシードライバーがいるとも思ってもいなかった。実際に行ったことで現地の貧富の差や、観光業の問題など感じる部分が多く、楽しいと同時に沢山考えさせられた一か月だった。日本を出てわかる、日本の良いところや悪いところがあってこれから物事の考える時の視点が少し広がったと思う。一言で表すと大変だった旅だったけれど参加できて本当に良かったと心の底から思っています。
ペルーは想像よりも発展している地域、荒れている地域、どちらも見ることがありました。ペルー人については、とても綺麗好きという印象をもちました。とにかく壮大な景色を見ることができて感動しました。心残りなのは体調不良の時期と重なり現地でピスコサワーを飲めなかったことです。就活と重なり大変でしたが、参加してよかったと心から思います。受け身な人生でしたが、少しは積極的になれたと思います。そして何よりいつでも会いたいと思える仲間ができてよかったです。
日本の生活のありがたみを感じた日々だった。当たり前は当たり前じゃないことを実感した。でも幸せのハードルが下がっていて、ペルーにいる間は、小さなことでも幸せを感じられた。温かいお湯でシャワーを浴びた時には生きていてよかったとさえ思った。日本の生活もペルーの生活もそれぞれ良さがあるので、どっちも好きです。この研修での出来事や思いは、一生忘れたくないです。スペイン語がもっと上達したら、また行きたいです。
予定通りに進まなかったり時間通りに行動できなかったことが始めはストレスだったけれど、だんだん慣れてくると自分たちも良い意味で時間を気にすることなく過ごすようになったので慣れるまでは大変だったけれど一か月日本とは違った空間で過ごすことを楽しめるようになった。ペルーに対する先入観を変えることができた。今でもホストファミリーと連絡をとって日本のことやペルーのことを情報交換し合えているのは貴重なことだし、私の今までの人生の中ではなかったことなので新たな挑戦だらけの研修旅行だった。
目標はたくさんペルー料理を食べることだったのでたくさん食べれて嬉しかった。行く前は、マチュピチュくらいの印象しかなかったが、行ったあとはすごく印象深い国になった。百聞は一見にしかずとはこのこと。ペルーの人の家族愛、周りの人を愛する力に感動した。日本は閉鎖的だったのでとても良い国だと思った。自分の価値観が変わるものとなった。
今までスペイン語を見ると少し抵抗がありましたが、単語が分かっていたり知っている表現が増えたので、抵抗がなくなりました。聞く力は特についたと思います。話す力は自分の伝えたいことを恥ずかしがらずに伝えることができました。ペルーに行くときに不安が大きかったですが、授業をしたり、現地の人と一緒に暮らすという滅多にできない経験をすることができて、成長を感じられました。
1ヶ月間会話を繰り返す中で自分と三人称単数の活用は特に何も考えず出てくるようになった。聞く能力は、ホストファミリーがゆっくり話してくれたのでそれは聞き取れるようになった。発展途上国に行くのが初めてでインフラについて驚くことは多々あった。しかし、それ以上に日本と変わらない側面の方が驚きは多かった。自分の考え方に固執せずに受け入れる意識と姿勢を少し学べた気がします。100%理解することは難しいし不可能なのかもしれないけれど、文化同士の違いは個人同士の関係レベルで乗り越える体験もした。世界に行ってもやはり人との関わり、人との出会いが大きいと感じた一ヶ月でした。
やはり単語が不十分であった。簡単な日常会話は理解できる程度だったが、わからない単語も多かった。だが、現地で本当に多くの単語を学ぶことができたので良かった。日本の文化を多くのペルー人に知ってもらえて嬉しかった。また、ペルーの文化も多く学ぶことができた。世界遺産などの文化はもちろん、その土地の人々の考え方や習慣文化なども学ぶことができた。日本とはやはり異なり、環境はそれほど良くはなかった。特にトイレやホテルを見れば一目瞭然であった。私たち日本人は本当に良い環境で育ってきたのだと改めて感じることができた。
スペイン語の力がついたのは研修だったと思うので研修である程度スペイン語がわかるようになってから旅行に入るとよりペルー観光を楽しめたとも思う。ペルー人はおおらかだと印象なので、意思疎通がきちんとできれば好きだなと思う。またペルーに行きたいと思った。日本のような便利すぎる暮らしよりも、ペルーのように多少不便でも着実に暮らす方が生きていると感じられていいなと思った。
第4回
第4回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2020年2月14日~3月14日)
(スペイン語のクラスでは)皆の前でやるのは苦手でしたが、アウトプットのいい練習になったと思います。非常に効果的な勉強ができたと思っています。
一番伸びたのは話す力だと思います。聞く力は思うように伸びませんでした。ネイティブはとても速く話すので、知っている単語でもまるで初めて聞く単語のように聞こえることが多々ありました。そんな発展途上の国で不便でも幸せを感じて生活する人々を見て、普段の自分の生き方を見つめ直すべきだと感じました。
コロナのせいで罵声を浴びせられることもあったが、みんなフレンドリーで笑顔が素敵でいい人ばかりでした。
ペルーで1番印象に残っているのは「幸せ」について深く考えさせられたことです。自分を含め日本人はお金で買えるものであったり、なにかをしたり、と外部にあるものに幸せを見出すと思います。しかし、ペルーの人々は大事な人と過ごしている時間そのものなど、自分の身の周りにあり内部的なものに幸せを見出していました。
コロナのこともあったけど、正直、もっと学校に通いたかった。短い期間でも、仲良くなることができた子とは今でもSNSを通じて話すことができて嬉しい。
ペルー人は時間にルーズなところもあったりと、最初は日本人として驚くところもあったけど、1ヶ月過ごすうちに私も慣れてきたし、むしろ最後は日本で時間に追われる生活よりもペルー人くらいのルーズさがいいと思った。
もっと単語を覚えていけば、スムーズに会話できたと思う。日本はすごく快適な暮らしが出来ていることを感じた。ペルーは少し危険だと聞いていたけれど、特に怖い思いはしなかったし、ホストファミリーも含め、みんな優しかったと思う。
かなりきつい部分もあったけれど、スペイン語を学ぶだけでなく、日本とは違う世界を知れたことが良かった。
シャワーが毎日、水でした。
この研修旅行は、私に様々な知識、経験を与えてくれて、さらに素敵な仲間が一度にたくさんできました。今までにないことです。また、この研修旅行は、物事を見つめる際に新たな視点をもたらしてくれただけでなく、自分自身に自信を持つこと、挑戦していくことの大切さを教えてくれたことが私の中で一番大きかったと思います。
次の予定が直前までわからない、予定通りに物事が進まないなど、焦ることや驚くことが多くありましたが、それもペルーの文化と思って楽しむことができました。
自分のスペイン語で日本の文化を教えるという貴重な経験ができました。折り紙は、教える際に使う単語が限られている点や紙だけでできる点から、比較的に教えやすい印象でした。
洗濯機がないお家であったため、自分で洗濯物を手洗いしました。また、夜ごはんは全く食べない家庭であり、お腹が空いてしまうことがありました。
心残りなのは、現地の学校にもっと通いたかったことだ。
参加してくれた人達はみんな日本に興味のある人たちで楽しそうに参加していて、良かった。
異文化を知ることはとても楽しいことだし、自分の価値観も広がるし、自分の許容範囲も広がって人としても成長できた。
聞く能力が一番進歩した。
活動準備はしっかりした方がいい。最低限の単語は暗記するようにした。ただ、準備しても何が起こるかわからないので広い心が必要。きいて、静かにして、手上げて、見せてなど授業で使う単語も覚えていくべきだと思う。
具合が悪いことをすぐにホストファミリーに伝え、薬をくれたり、おなかに優しい食べ物を与えてくれた。
発展しているがインフラ整備が進んでいない印象を受けた。空気が汚かった。車に乗っているのが怖い時があった。
折り紙はとても人気もあり良かったですが,習字は準備、片付けどちらも少し大変でスーツケースに入れていくにも大きかったです。僕はホームステイが他のもう1人と被ってしまってどうしても会話の機会が減ってしまったのがすこし残念でした。自分の普段の生活は何も当たり前なことは無いと学び、やりたい仕事にチャレンジできる環境はとても素晴らしいものだとわかったので、自分はやりたい事に積極的にチャレンジしていこうと決意しました。
第3回
第3回の参加者の写真
(2019年2月14日~3月14日)
第2回
第2回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2018年2月17日~3月17日)
1. 研修スケジュール
ペルーに1ヶ月行くのはとてもチャレンジングで長いように感じるが、実際行ってみるとペルーはとても大きい国で観光するにはまだまだ周り足りない部分もあった。1ヶ月という長い時間だったのでたっぷり観光することもできたし、ホームステイで充実した時間を過ごせたと思う。
観光編、学習編と2つの期間に分けた研修内容はとても充実していました。しかし、観光編の日程は過密スケジュールで、ほとんどの者が体調を崩してしまいました。高山病にもかかってしまったので、標高の高い地域滞在の初日は1日休憩をもらえたら、尚良かったと思います。
1ヶ月間が濃密だったため、スペイン語やペルーの生活、文化、歴史をたくさん学び吸収することが出来ました。念願だったマチュピチュやナスカの地上絵にも行くことが出来、とても満足のいく研修でした。
もう少しいたかったという気持ちもありますが、一か月がちょうどいいと思いました。前半に旅行して後半に語学研修という計画が良かったと思いました。旅行中に研修生同士で親睦を深めることができたので、アレキパでの学校生活や市民ホールでの発表において協力して円滑に物事をすすめることができました。
2. 国内旅行
一番感動したのはタキーレ島でした。本当に標高は高いし、山登りもきついしなんなんなのって思いましたが、景色が本当に綺麗で感動しました。苦労した分余計に感動しました。
砂漠でのバギーも楽しかったですし、ナスカの地上絵はいうほど気持ち悪くなりませんでした。
予防をして行くことは大事ですが、あまり構えすぎても良くない気がしました。
いつも高級なお店に先生は連れて行ってくれました。
本当にペルー料理は美味しいのですが先生が頼む量は本当に多くて毎回なかなか食べきれず残ってしまうのが申し訳なかったです。郷土料理をたくさん食べさせてくれたのも嬉しかったです。
3. 語学研修・学校での授業参加
私は2週間、高校生の同じクラスで勉強しました。学生と先生がとても温かい歓迎をしてくれて、とても居心地の良いクラスでした。スペイン語のレベルはまだまだですが、年が近いこともありクラスメイトと仲良くなることができたので、積極的にコミュニケーションを取ることが出来ました。授業も興味のあるものが多くあり、スペイン語の良い勉強になり、楽しめました。
私は2週間小学2年生の男の子のクラスにいました。小学校の低学年で受けるメリットとしてはスペイン語の授業はあまり難しくなくたくさんの日常単語を知ることができる点です。小学校低学年の授業だと私達でも内容がわかるものなので、アシスタントのような立ち回りをしていました。なのでクラスの子とたくさん触れ合うことができました。
4. 文化交流活動
私は日本の歌の担当でした。小学校低学年に二回ほど授業をしました。彼らは大きな声で歌ってくれるので安心しました。思ったよりも早く用意していた歌のプレゼンが終わってしまったので急遽残りの時間日本語を簡単に紹介して見ました。すると彼らはとても興味を示してくれて、日本語の歌を教えている時よりも食いつきが良かったです。なので次のクラスが中学高学年であったこともあるので、急遽作戦変更をして日本語の授業を三回ほど行いました。彼らはすごい日本語に興味を持ってくれてとても反応が良かったです。
折り紙というものをしっている人も多くいましたが、日本の折り紙のような薄くしっかりした紙はないので実際にやったことのある人は少なかったようです。市役所で大人相手に折り紙をやった際、違うの作って!と言われることが多かったので、説明はできなくても自分の折れる折り紙のレパートリーを増やして行った方が良いです。
避難訓練もリサイクルも参加者の協力が必要で、参加に協力してもらえるのか不安でしたがどちらも積極的に協力してくれました。質問もどちらもたくさん出てびっくりしました。
ペルーの人たちが日本の避難訓練の仕組みや日本のゴミ捨ての仕方など興味を示してくれました。
主に野球を担当したが、今回2週間通った学校が元々は女子校で数年前に共学制度を導入したというこで、女子の生徒ばかりだったので最初は野球がうけるか心配だったが、みんなすごく興味を持ってくれ楽しくできました。ただ、ちょっとした試合をやろうと考えていたが、校庭がすごく狭くてキャッチボールとバットを使ったちょっとした練習しかできなかったのが残念でした。それでも休み時間などもグローブを持ってキャッチボールなどをしている子供が見受けられ、野球を好きになってもらえて良かったなと思いました。
5. ホストファミリー
ホストファミリーは温かくとても良い人柄の人たちでした。休日にはアレキパの観光に連れて行ってもらえたり、親戚の集まりにも参加させてもらえたり、至り尽せりでした。
ホストファミリーはとっても私たちを心配してくれるなぁと思って安心しました。家族はお母さんお父さん同年代のお兄ちゃん2人と小さい女の子2人がいて家はいつも賑やかで全く寂しく無かったです。お兄ちゃん達が夜にドライブに連れていってくれたり、若者の流行り文化、コンビの乗り方、ストリートフードなど沢山ペルーについて教えて貰いました。お母さんともスペイン語のみの会話でしたが私の拙いスペイン語を最後まで聞いてくれるしgoogle翻訳など頼りに沢山コミュニケーションをとってくれました。
私は極度の人見知りなので、今まで中高の時に留学でホームステイしても、すぐに自分の部屋に篭ったりしてなかなかホストファミリーと会話できてなかったので、それを改善しようと思っていました。今回は一人部屋がなく、ホストシスターと同じ部屋だったので、必然的に部屋に篭ることはできなかったので、ホストファミリーとたくさん会話できました。
正直わたしはペルー料理が口に合いませんでした・・・。レストランの料理は癖が強いと感じましたが、ホストファミリーの家庭料理はおいしかったです。ロモサルタードが好きでした。
6. スペイン語の学習
スペイン語を話す機会も聞く機会もほとんどなかったので不安でしたが、2週間経つと耳もなれて聞こえるようになってきました。簡単な疑問文だったら聞き取れるようになりました。言葉も日常生活で出てきた授業の単語などどんどん語彙を増やせたと思います。
率直な意見として、読み書きはそんなに向上したとは思えません。常にポケットに辞書を入れていた為、単語が分からなくてもそこまで困らなかったです。しかし、言いたい話を頭の中で文章にして話す力、相手の言っている内容を理解する力はついたと思います。
日本人と同じようにとは言わないが、英語で外国人と話すときと同じくらいまでにはスムーズに話せるようにはなったと思う。しかし、まだボキャブラリーが圧倒的に足りていないと感じている
聞く、話す能力は格段に上がったと思いました。スペイン語をマスターしたとは言えませんが、ある程度のコミュニケーションはとれるようになったと思います。読む能力と書く能力は、旅行中よりも帰国してから向こうのひとたちとメッセージを毎日送りあう中で日々上昇していると思います。
7. ペルーについての感想
想像以上に過ごしやすい国でした。行く前は治安の悪さを心配していたが、危険な目に遭うことは一度なく、安全に過ごすことができました。自然が多い国なので、歴史や文化に触れるだけではなく、たくさんの自然にも触れられたのは良い経験でした。ペルーの人々は温かく、フレンドリーな人が多かったのが印象的です。
時間にルーズと聞いていたけれど、それは半々でした。守るひとはきちんと時間通りに来ているけれど遅れる人は30分は余裕で遅れていました。私のホストマザーは時間を守るタイプでしたが私のホストブラザーはよく遅刻するタイプでした。しかも遅刻したことについてあまり悪いと思っていないです。道路が混んでたからしょうがないよねみたいな感じで全く謝らない。私は毎回遅刻していくことにヒヤヒヤしていましたが徐々に彼らのペースに慣れてしまいました。おおらかな人柄なので私も遅刻しても怒られないしその点に関しては良いと思いました。
多くの人に助けられました。大雑把で適当なところも多いですが、人への気遣いを大切にしていると感じました。病気で苦しい時に、優しい言葉をかけてもらいました。ただスペイン語でその感謝の気持ちを十分に伝えられたか不安です。
アレキパのメイン広場で習字を披露した時、ペルー人に名前を書いてあげたが、その興味の示し方がすごくて感動しました。ホームステイ先でも、折り紙を一緒にやったが興味津々に夢中になってやってくれていたので嬉しかったです。自国の文化を大切にしながらも、異国の文化への関心を持つ姿勢にすごく感動しました。
8. 研修全般の感想
今回の研修は、あまり馴染みのなかった国ペルーを知ることができた機会であり、苦手意識のあったスペイン語を今年もまた頑張ろうと思えた機会でもありました。この研修がなかったら、この先南米には行く機会はなかったかもしれないので、これを機にスペイン語やペルー、南米に深く興味を持つことができたことは、自分にとってプラスになったと思います。旅行と世界史が好きなので、これからもスペイン語などの言語を学び、色々な国で色々な経験がしてみたいと感じました。ありがとうございました。
今回の研修旅行は私の中の価値観を大きく揺さぶられました。ペルーっていう日本ではあまり馴染みない国に一ヶ月間いたこと、体調を崩さなかったことは自分にとってすごい自信になったし、今までよく知らなかったただ漠然としていたペルーについて知れて自分の中の世界が広がりました。たくさん色んなものを見て1ヶ月いろんなことを感じたことで日本に帰ってから始めて見たいことなど見えて来ました。本当に素晴らしい経験ができました。
強行スケジュール、標高が高いところでの生活、苦しい食あたり、なかなか自分の言いたいことを言えないもどかしさ、日本とはるかに違う生活に文化を1ヶ月体験して、一回りもふた回りも成長することができた気がします。
ペルーの人たちとより確かなコミュニケーションをとるためにもっとスペイン語を勉強したいです。
今回の旅行で、日本の一部の狭い範囲でだけ活動しているのでなく、もっと広い世界に自分は生きているんだと実感できました。学校のことやバイトのことばかりを考えるスケールの小さな毎日を脱して、もっとのびのび生きていきたいです、レポートに追われる毎日は、あのゆったりしたペルーでの生活と真反対で退屈だと思いました。
マチュピチュを目の前にしたときはとても感動した。テレビや雑誌などで見る光景が目の前に広がっていて本当に日本から外にでてきたんだな、と改めて感じた。言葉の通じない場所で全く話せなくても意思疎通はできるんだなと思った。海外に興味が全くなかったが観光旅行であれば今後他の国にも行ってみたいなと気持ちが変わった。
第1回
第1回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2017年2月12日~3月10日)
ホテルは場所によっていろいろでした。お湯が出るところもあれば出ないところも。WIFIも有ったりなかったり。チチカカ湖のホテルはコンセントさえなかったです。なかなか経験できないことをたくさん経験させてもらいました。高山病にかかったり、すごくつらい思いしてワイナピチュに登ったり大変なこともあったけど楽しかったです。海外に一か月もいたことは初めてですがその初めてがペルーでよかったです。
初回
当研修旅行再開のパイオニアは、2016年夏にペルーで文化交流活動を行った中央大学の沼崎さんです。沼崎さんは現在外資系コンサルティング会社に勤務しています。彼のペルーでの活動がギエルモ先生とペルーの人々に影響を与え、研修旅行の再開と継続へと発展しました。以下は沼崎さんのメッセージです。
はじまして。中央大学商学部4年の沼崎拓弥です。留学を考えている皆さんに伝えたいことがあり、この度筆を取りました。僕がペルーに滞在したのは1ヶ月で現地では小中高生に日本文化を教える活動をしていました。留学で学んだ点は大きく分けて3つあります。将来設計、自己理解、繋がりの大切さです。将来設計とは自分が将来何をやりたいのかが明確になることです。自己理解とは自分がどんな分野で貢献できて、どんなことに幸福感を感じるかということです。繋がりの大切さとは、人を思いやり連絡を取り続けることがいかに人生を豊かにするかということです。
具体例を挙げて説明します。ペルーでは常に温水が出る訳ではないこと、地震から避難する知識がないこと、交通渋滞で予定時刻に間に合わないこと等が普通です。日本では感じることのない経験でした。僕は異国文化に合わせた生活を心地よいと思うと同時に、現地人が不便に感じることがあれば日本の技術で改善したいと考えるようになりました。また現地人が自分をどのように認識しているかも実感しました。私達は礼儀正しい、真面目に働くあまり人生を楽しんでいない、お金持ち等のステレオタイプで見られます。自分がステレオタイプとどこが違い、どこが同じなのかを理解することで、本来の自分が見えて来たような気がします。
例えば、ハンバーガー店で僕が飲み物をこぼし布巾をもらって床まで拭いた時、ホストファミリーは「従業員の仕事だから拭く必要はないよ」と言ってくれました。私は「自分がこぼした飲み物で誰かが怪我をしたら申し訳ない」と返し、非常に驚かれた経験があります。ホストファミリーはそこでいかに日本人が素敵な人かを感じてくれたそうです。今でもペルーの関わった人たちは連絡をくれます。彼らは自分の近況を教えてくれ、僕や家族は元気かなどを尋ねてくれます。
日本人だけのコミュニティにいると、考え方が一辺倒になりがちです。しかし異国の繋がり、小さな会話から学ぶものも多いです。そして彼らは、何か私が困った時に助けてくれる体制をいつでも整えてくれています。人を大切にしようと身をもって感じた経験です。
以上の経験に即した話は、ペルーに限った話でないかもしれません。しかし、ペルー独特のフレンドリーな空気感と多様な文化を持ち合わせている国でなければ私の発見はないと思います。HPを見ている皆さんが留学先にペルーを選び、自分と向き合い、発見があればこれ以上に嬉しいことはありません。