- 第4回 2020年2月14日~3月14日
- 第3回 2019年2月14日~3月14日
- 第2回 2018年2月17日~3月17日
- 第1回 2017年2月12日~3月10日
- 初 回 2016年8月4日~8月29日
第4回
第4回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2020年2月14日~3月14日)
(スペイン語のクラスでは)皆の前でやるのは苦手でしたが、アウトプットのいい練習になったと思います。非常に効果的な勉強ができたと思っています。
一番伸びたのは話す力だと思います。聞く力は思うように伸びませんでした。ネイティブはとても速く話すので、知っている単語でもまるで初めて聞く単語のように聞こえることが多々ありました。そんな発展途上の国で不便でも幸せを感じて生活する人々を見て、普段の自分の生き方を見つめ直すべきだと感じました。
コロナのせいで罵声を浴びせられることもあったが、みんなフレンドリーで笑顔が素敵でいい人ばかりでした。
ペルーで1番印象に残っているのは「幸せ」について深く考えさせられたことです。自分を含め日本人はお金で買えるものであったり、なにかをしたり、と外部にあるものに幸せを見出すと思います。しかし、ペルーの人々は大事な人と過ごしている時間そのものなど、自分の身の周りにあり内部的なものに幸せを見出していました。
コロナのこともあったけど、正直、もっと学校に通いたかった。短い期間でも、仲良くなることができた子とは今でもSNSを通じて話すことができて嬉しい。
ペルー人は時間にルーズなところもあったりと、最初は日本人として驚くところもあったけど、1ヶ月過ごすうちに私も慣れてきたし、むしろ最後は日本で時間に追われる生活よりもペルー人くらいのルーズさがいいと思った。
もっと単語を覚えていけば、スムーズに会話できたと思う。日本はすごく快適な暮らしが出来ていることを感じた。ペルーは少し危険だと聞いていたけれど、特に怖い思いはしなかったし、ホストファミリーも含め、みんな優しかったと思う。
かなりきつい部分もあったけれど、スペイン語を学ぶだけでなく、日本とは違う世界を知れたことが良かった。
シャワーが毎日、水でした。
この研修旅行は、私に様々な知識、経験を与えてくれて、さらに素敵な仲間が一度にたくさんできました。今までにないことです。また、この研修旅行は、物事を見つめる際に新たな視点をもたらしてくれただけでなく、自分自身に自信を持つこと、挑戦していくことの大切さを教えてくれたことが私の中で一番大きかったと思います。
次の予定が直前までわからない、予定通りに物事が進まないなど、焦ることや驚くことが多くありましたが、それもペルーの文化と思って楽しむことができました。
自分のスペイン語で日本の文化を教えるという貴重な経験ができました。折り紙は、教える際に使う単語が限られている点や紙だけでできる点から、比較的に教えやすい印象でした。
洗濯機がないお家であったため、自分で洗濯物を手洗いしました。また、夜ごはんは全く食べない家庭であり、お腹が空いてしまうことがありました。
心残りなのは、現地の学校にもっと通いたかったことだ。
参加してくれた人達はみんな日本に興味のある人たちで楽しそうに参加していて、良かった。
異文化を知ることはとても楽しいことだし、自分の価値観も広がるし、自分の許容範囲も広がって人としても成長できた。
聞く能力が一番進歩した。
活動準備はしっかりした方がいい。最低限の単語は暗記するようにした。ただ、準備しても何が起こるかわからないので広い心が必要。きいて、静かにして、手上げて、見せてなど授業で使う単語も覚えていくべきだと思う。
具合が悪いことをすぐにホストファミリーに伝え、薬をくれたり、おなかに優しい食べ物を与えてくれた。
発展しているがインフラ整備が進んでいない印象を受けた。空気が汚かった。車に乗っているのが怖い時があった。
折り紙はとても人気もあり良かったですが,習字は準備、片付けどちらも少し大変でスーツケースに入れていくにも大きかったです。僕はホームステイが他のもう1人と被ってしまってどうしても会話の機会が減ってしまったのがすこし残念でした。自分の普段の生活は何も当たり前なことは無いと学び、やりたい仕事にチャレンジできる環境はとても素晴らしいものだとわかったので、自分はやりたい事に積極的にチャレンジしていこうと決意しました。











第3回
第3回の参加者の写真
(2019年2月14日~3月14日)






第2回
第2回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2018年2月17日~3月17日)
1. 研修スケジュール
ペルーに1ヶ月行くのはとてもチャレンジングで長いように感じるが、実際行ってみるとペルーはとても大きい国で観光するにはまだまだ周り足りない部分もあった。1ヶ月という長い時間だったのでたっぷり観光することもできたし、ホームステイで充実した時間を過ごせたと思う。
観光編、学習編と2つの期間に分けた研修内容はとても充実していました。しかし、観光編の日程は過密スケジュールで、ほとんどの者が体調を崩してしまいました。高山病にもかかってしまったので、標高の高い地域滞在の初日は1日休憩をもらえたら、尚良かったと思います。
1ヶ月間が濃密だったため、スペイン語やペルーの生活、文化、歴史をたくさん学び吸収することが出来ました。念願だったマチュピチュやナスカの地上絵にも行くことが出来、とても満足のいく研修でした。
もう少しいたかったという気持ちもありますが、一か月がちょうどいいと思いました。前半に旅行して後半に語学研修という計画が良かったと思いました。旅行中に研修生同士で親睦を深めることができたので、アレキパでの学校生活や市民ホールでの発表において協力して円滑に物事をすすめることができました。
2. 国内旅行
一番感動したのはタキーレ島でした。本当に標高は高いし、山登りもきついしなんなんなのって思いましたが、景色が本当に綺麗で感動しました。苦労した分余計に感動しました。
砂漠でのバギーも楽しかったですし、ナスカの地上絵はいうほど気持ち悪くなりませんでした。
予防をして行くことは大事ですが、あまり構えすぎても良くない気がしました。
いつも高級なお店に先生は連れて行ってくれました。
本当にペルー料理は美味しいのですが先生が頼む量は本当に多くて毎回なかなか食べきれず残ってしまうのが申し訳なかったです。郷土料理をたくさん食べさせてくれたのも嬉しかったです。
3. 語学研修・学校での授業参加
私は2週間、高校生の同じクラスで勉強しました。学生と先生がとても温かい歓迎をしてくれて、とても居心地の良いクラスでした。スペイン語のレベルはまだまだですが、年が近いこともありクラスメイトと仲良くなることができたので、積極的にコミュニケーションを取ることが出来ました。授業も興味のあるものが多くあり、スペイン語の良い勉強になり、楽しめました。
私は2週間小学2年生の男の子のクラスにいました。小学校の低学年で受けるメリットとしてはスペイン語の授業はあまり難しくなくたくさんの日常単語を知ることができる点です。小学校低学年の授業だと私達でも内容がわかるものなので、アシスタントのような立ち回りをしていました。なのでクラスの子とたくさん触れ合うことができました。
4. 文化交流活動
私は日本の歌の担当でした。小学校低学年に二回ほど授業をしました。彼らは大きな声で歌ってくれるので安心しました。思ったよりも早く用意していた歌のプレゼンが終わってしまったので急遽残りの時間日本語を簡単に紹介して見ました。すると彼らはとても興味を示してくれて、日本語の歌を教えている時よりも食いつきが良かったです。なので次のクラスが中学高学年であったこともあるので、急遽作戦変更をして日本語の授業を三回ほど行いました。彼らはすごい日本語に興味を持ってくれてとても反応が良かったです。
折り紙というものをしっている人も多くいましたが、日本の折り紙のような薄くしっかりした紙はないので実際にやったことのある人は少なかったようです。市役所で大人相手に折り紙をやった際、違うの作って!と言われることが多かったので、説明はできなくても自分の折れる折り紙のレパートリーを増やして行った方が良いです。
避難訓練もリサイクルも参加者の協力が必要で、参加に協力してもらえるのか不安でしたがどちらも積極的に協力してくれました。質問もどちらもたくさん出てびっくりしました。
ペルーの人たちが日本の避難訓練の仕組みや日本のゴミ捨ての仕方など興味を示してくれました。
主に野球を担当したが、今回2週間通った学校が元々は女子校で数年前に共学制度を導入したというこで、女子の生徒ばかりだったので最初は野球がうけるか心配だったが、みんなすごく興味を持ってくれ楽しくできました。ただ、ちょっとした試合をやろうと考えていたが、校庭がすごく狭くてキャッチボールとバットを使ったちょっとした練習しかできなかったのが残念でした。それでも休み時間などもグローブを持ってキャッチボールなどをしている子供が見受けられ、野球を好きになってもらえて良かったなと思いました。
5. ホストファミリー
ホストファミリーは温かくとても良い人柄の人たちでした。休日にはアレキパの観光に連れて行ってもらえたり、親戚の集まりにも参加させてもらえたり、至り尽せりでした。
ホストファミリーはとっても私たちを心配してくれるなぁと思って安心しました。家族はお母さんお父さん同年代のお兄ちゃん2人と小さい女の子2人がいて家はいつも賑やかで全く寂しく無かったです。お兄ちゃん達が夜にドライブに連れていってくれたり、若者の流行り文化、コンビの乗り方、ストリートフードなど沢山ペルーについて教えて貰いました。お母さんともスペイン語のみの会話でしたが私の拙いスペイン語を最後まで聞いてくれるしgoogle翻訳など頼りに沢山コミュニケーションをとってくれました。
私は極度の人見知りなので、今まで中高の時に留学でホームステイしても、すぐに自分の部屋に篭ったりしてなかなかホストファミリーと会話できてなかったので、それを改善しようと思っていました。今回は一人部屋がなく、ホストシスターと同じ部屋だったので、必然的に部屋に篭ることはできなかったので、ホストファミリーとたくさん会話できました。
正直わたしはペルー料理が口に合いませんでした・・・。レストランの料理は癖が強いと感じましたが、ホストファミリーの家庭料理はおいしかったです。ロモサルタードが好きでした。
6. スペイン語の学習
スペイン語を話す機会も聞く機会もほとんどなかったので不安でしたが、2週間経つと耳もなれて聞こえるようになってきました。簡単な疑問文だったら聞き取れるようになりました。言葉も日常生活で出てきた授業の単語などどんどん語彙を増やせたと思います。
率直な意見として、読み書きはそんなに向上したとは思えません。常にポケットに辞書を入れていた為、単語が分からなくてもそこまで困らなかったです。しかし、言いたい話を頭の中で文章にして話す力、相手の言っている内容を理解する力はついたと思います。
日本人と同じようにとは言わないが、英語で外国人と話すときと同じくらいまでにはスムーズに話せるようにはなったと思う。しかし、まだボキャブラリーが圧倒的に足りていないと感じている
聞く、話す能力は格段に上がったと思いました。スペイン語をマスターしたとは言えませんが、ある程度のコミュニケーションはとれるようになったと思います。読む能力と書く能力は、旅行中よりも帰国してから向こうのひとたちとメッセージを毎日送りあう中で日々上昇していると思います。
7. ペルーについての感想
想像以上に過ごしやすい国でした。行く前は治安の悪さを心配していたが、危険な目に遭うことは一度なく、安全に過ごすことができました。自然が多い国なので、歴史や文化に触れるだけではなく、たくさんの自然にも触れられたのは良い経験でした。ペルーの人々は温かく、フレンドリーな人が多かったのが印象的です。
時間にルーズと聞いていたけれど、それは半々でした。守るひとはきちんと時間通りに来ているけれど遅れる人は30分は余裕で遅れていました。私のホストマザーは時間を守るタイプでしたが私のホストブラザーはよく遅刻するタイプでした。しかも遅刻したことについてあまり悪いと思っていないです。道路が混んでたからしょうがないよねみたいな感じで全く謝らない。私は毎回遅刻していくことにヒヤヒヤしていましたが徐々に彼らのペースに慣れてしまいました。おおらかな人柄なので私も遅刻しても怒られないしその点に関しては良いと思いました。
多くの人に助けられました。大雑把で適当なところも多いですが、人への気遣いを大切にしていると感じました。病気で苦しい時に、優しい言葉をかけてもらいました。ただスペイン語でその感謝の気持ちを十分に伝えられたか不安です。
アレキパのメイン広場で習字を披露した時、ペルー人に名前を書いてあげたが、その興味の示し方がすごくて感動しました。ホームステイ先でも、折り紙を一緒にやったが興味津々に夢中になってやってくれていたので嬉しかったです。自国の文化を大切にしながらも、異国の文化への関心を持つ姿勢にすごく感動しました。
8. 研修全般の感想
今回の研修は、あまり馴染みのなかった国ペルーを知ることができた機会であり、苦手意識のあったスペイン語を今年もまた頑張ろうと思えた機会でもありました。この研修がなかったら、この先南米には行く機会はなかったかもしれないので、これを機にスペイン語やペルー、南米に深く興味を持つことができたことは、自分にとってプラスになったと思います。旅行と世界史が好きなので、これからもスペイン語などの言語を学び、色々な国で色々な経験がしてみたいと感じました。ありがとうございました。
今回の研修旅行は私の中の価値観を大きく揺さぶられました。ペルーっていう日本ではあまり馴染みない国に一ヶ月間いたこと、体調を崩さなかったことは自分にとってすごい自信になったし、今までよく知らなかったただ漠然としていたペルーについて知れて自分の中の世界が広がりました。たくさん色んなものを見て1ヶ月いろんなことを感じたことで日本に帰ってから始めて見たいことなど見えて来ました。本当に素晴らしい経験ができました。
強行スケジュール、標高が高いところでの生活、苦しい食あたり、なかなか自分の言いたいことを言えないもどかしさ、日本とはるかに違う生活に文化を1ヶ月体験して、一回りもふた回りも成長することができた気がします。
ペルーの人たちとより確かなコミュニケーションをとるためにもっとスペイン語を勉強したいです。
今回の旅行で、日本の一部の狭い範囲でだけ活動しているのでなく、もっと広い世界に自分は生きているんだと実感できました。学校のことやバイトのことばかりを考えるスケールの小さな毎日を脱して、もっとのびのび生きていきたいです、レポートに追われる毎日は、あのゆったりしたペルーでの生活と真反対で退屈だと思いました。
マチュピチュを目の前にしたときはとても感動した。テレビや雑誌などで見る光景が目の前に広がっていて本当に日本から外にでてきたんだな、と改めて感じた。言葉の通じない場所で全く話せなくても意思疎通はできるんだなと思った。海外に興味が全くなかったが観光旅行であれば今後他の国にも行ってみたいなと気持ちが変わった。
第1回
第1回の参加者に、帰国後アンケートに答えて頂きました。以下はその抜粋と写真です。
(2017年2月12日~3月10日)
ホテルは場所によっていろいろでした。お湯が出るところもあれば出ないところも。WIFIも有ったりなかったり。チチカカ湖のホテルはコンセントさえなかったです。なかなか経験できないことをたくさん経験させてもらいました。高山病にかかったり、すごくつらい思いしてワイナピチュに登ったり大変なこともあったけど楽しかったです。海外に一か月もいたことは初めてですがその初めてがペルーでよかったです。

初回
当研修旅行再開のパイオニアは、2016年夏にペルーで文化交流活動を行った中央大学の沼崎さんです。沼崎さんは現在外資系コンサルティング会社に勤務しています。彼のペルーでの活動がギエルモ先生とペルーの人々に影響を与え、研修旅行の再開と継続へと発展しました。以下は沼崎さんのメッセージです。
はじまして。中央大学商学部4年の沼崎拓弥です。留学を考えている皆さんに伝えたいことがあり、この度筆を取りました。僕がペルーに滞在したのは1ヶ月で現地では小中高生に日本文化を教える活動をしていました。留学で学んだ点は大きく分けて3つあります。将来設計、自己理解、繋がりの大切さです。将来設計とは自分が将来何をやりたいのかが明確になることです。自己理解とは自分がどんな分野で貢献できて、どんなことに幸福感を感じるかということです。繋がりの大切さとは、人を思いやり連絡を取り続けることがいかに人生を豊かにするかということです。
具体例を挙げて説明します。ペルーでは常に温水が出る訳ではないこと、地震から避難する知識がないこと、交通渋滞で予定時刻に間に合わないこと等が普通です。日本では感じることのない経験でした。僕は異国文化に合わせた生活を心地よいと思うと同時に、現地人が不便に感じることがあれば日本の技術で改善したいと考えるようになりました。また現地人が自分をどのように認識しているかも実感しました。私達は礼儀正しい、真面目に働くあまり人生を楽しんでいない、お金持ち等のステレオタイプで見られます。自分がステレオタイプとどこが違い、どこが同じなのかを理解することで、本来の自分が見えて来たような気がします。
例えば、ハンバーガー店で僕が飲み物をこぼし布巾をもらって床まで拭いた時、ホストファミリーは「従業員の仕事だから拭く必要はないよ」と言ってくれました。私は「自分がこぼした飲み物で誰かが怪我をしたら申し訳ない」と返し、非常に驚かれた経験があります。ホストファミリーはそこでいかに日本人が素敵な人かを感じてくれたそうです。今でもペルーの関わった人たちは連絡をくれます。彼らは自分の近況を教えてくれ、僕や家族は元気かなどを尋ねてくれます。
日本人だけのコミュニティにいると、考え方が一辺倒になりがちです。しかし異国の繋がり、小さな会話から学ぶものも多いです。そして彼らは、何か私が困った時に助けてくれる体制をいつでも整えてくれています。人を大切にしようと身をもって感じた経験です。
以上の経験に即した話は、ペルーに限った話でないかもしれません。しかし、ペルー独特のフレンドリーな空気感と多様な文化を持ち合わせている国でなければ私の発見はないと思います。HPを見ている皆さんが留学先にペルーを選び、自分と向き合い、発見があればこれ以上に嬉しいことはありません。