
社会人のためのペルー旅行計画の日程案が決まりました。
2月末から14日間です。日程の詳細は今後調整の可能性があります。
第1日目 日本からペルー、リマへ
集合をリマ、ホルヘチャベス空港(リマ到着の多くは夜間)とし、航空会社は各自が選定。
第2日目 リマ市内観光
- 10:00 am
- ホテルにて朝食後出発、リマ中心部(歴史地区)訪問
- 13:00 pm
- アルマス広場を見下ろすレストランにて昼食
- 15:00 pm
- 移民博物館(ペルー日系人協会会館にて) 日本人移民の歴史
- 19:00 pm
- ラルコマル (海沿い、ミラフローレス、ホテルがある現代的な街並みの地区) にて夕食
- 21:00 pm
- ホテル着
第3日目 リマ市内博物館訪問
- 9:00 am
- ホテルにて朝食後出発
- 10:00 am
- ラルコ博物館 前インカ時代からの焼き物のコレクション、焼き物から生活を見る
- 12:00 pm
- 博物館内レストランで昼食
- 14:00 pm
- 天野博物館 前インカ時代からの織物や染物のコレクション
- 18:00 pm
- ホテル着 自由にミラフローレス地区で夕食
第4日目 LIMAからCUSCOへ、オリャンタイタンボ泊
- 4:30 am
- 空港に出発
- 5:30 am
- 空港内で朝食
- 7:00 am
- クスコへ出発
- 8:25 am
- クスコ着、バスでウルバンバへ、インディオが多く住む村など訪問、織物実演を見学
- 12:30 am
- オリャンタイタンボ着、昼食
- 15:00 am
- オリャンタイタンボ遺跡訪問
- 19:00 am
- ホテル着、夕食
第5日目 オリャンタイタンボから観光列車でアグアスカリエンテスへ(マチュピチュへの起点)
- 7:00 am
- ホテルにて朝食
- 8:30 am
- オリャンタ駅発
- 10:00 am
- アグアスカリエンテス駅着
マチュピチュへの入山許可を得るためにこの村で待機、高地に慣れるための休息日
各自自由行動(温泉あり、水着着用)
ホテル着
第6日目 アグアスカリエンテスからマチュピチュへ
- 7:00 am
- ホテルにて朝食
- 8:00 am
- バスでマチュピチュへ、マチュピチュ訪問
- 13:00 pm
- アグアスカリエンテスにて昼食
- 16:00 pm
- 帰路クスコへ(鉄道、バス)
- 20:00 pm
- クスコ着、夕食後ホテルへ
第7日目 クスコ市内見学
- 9:00 am
- クスコ市内ツアー出発
- 12:30 pm
- レストランにて昼食
- 14:00 pm
- 近隣の前インカ、インカ帝国の遺跡を訪問
- 19:00 pm
- レストランで夕食、ホテルへ
第8日目 クスコ終日自由行動
第9日目 クスコからプノへ 観光列車でチチカカ湖を目指して
- 7:00 am
- プノ駅から観光列車出発、
列車内では、10:30ごろティータイム、13:00昼食、16:00ごろティータイム、
その間に車内ではクスコ周辺のダンスや音楽の演奏を楽しむ。
列車の最後尾はオープンエアー車両で、風とともに標高3,500mの景観、自然や人々の生活の様子を楽しみ、4,300mの地点(今回最も高い地点)では列車を降りて休憩。
- 18:00 pm
- プノ着 チチカカ湖畔の5星ホテル、室内の窓から湖畔の夕景を。ホテルにて夕食
第10日目 チチカカ湖観光 小型船でウロス島訪問
- 9:30 am
- ホテル下の入り江から小型船に乗って、湖に浮かぶウロス族が住む島々を訪問
- 13:00 pm
- 島内レストランでマス料理の昼食
- 15:30 pm
- ホテルを出発して、プノの街を見ながらバスでフリアカ、マンコカパック空港へ
- 17:30 pm
- 空港着、リマへ
- 19:30 pm
- リマ着 空港周辺で夕食
- 22:00 pm
- ホテル着
第11日目 リマ終日自由行動
オプショナルツアーとしてナスカ地上絵見学(300ドル以上)
第12日目 帰路日本へ
昼ごろにホテルを出発、昼食、ホルヘチャベス空港へ
成田行の便の多くは午後から夕方に出発しますので、成田到着時は2日プラスになります。
第14日目 成田着
2月21日から3月21日まで1か月間にわたる学生のための文化研修旅行、そして3月27日から4月6日までの11日間の社会人のためのペルー旅行は、どちらも無事終えることができました。詳しい記録は前回までの記録をご覧ください。
前述しましたように、この研修旅行はこれが最後となります。初回の一学生が、ペルーに行ってあちらの生活の中で何か交流できることをしたい、というのが始まりでした。第1回から今回の第5回までで、コロナ禍で3年間の中断がありましたが、学生54名、社会人8名がペルーという国、自然、歴史、生活、人々等を知ることができました。
学生たちにはウキウキと観光気分で始まった旅行でしたが、3000メートルの高度に悩まされ、そんな過酷な自然の中でもたくましく生活する人々に驚き、山深い中の遺跡の大きさに感動したものです。そして学校での文化交流研修では、生活習慣が全く異なるペルー人家庭の中で生活をしながら、屈託なく話しかけてくる子供たちに戸惑い励まされ、うまく使えないスペイン語に苦労しつつも、家庭でも学校でもペルー人と互いに暖かく心を通わせることができました。
また、社会人の旅行では、慎重ではあるけれど積極的に行動して新たな経験を増やし、より豊かな人生観を蓄えることができました。何よりも何歳になっても新しいものへの好奇心を忘れず行動することが素晴らしいものだと体感できました。
地球の裏側の人々との交流は、多くの貴重な経験を通し、私たちの今の生活や考え方に何らかの影響を与えてくれました。この研修旅行に携わり、たくさんの暖かい手を差し伸べてくれたペルーの方々は数え切れません。すべての研修旅行が全て予定通りとはならず、変更を強いられることもありました。しかし大きな事故も病気もなく、無事に終えることができましたのは、この研修旅行の参加者、そのご家族の理解、ギエルモ先生はじめ多くのペルー人の方々の暖かい援助、皆さんのご理解とご協力があったおかげです。ここに改めて、御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。
これから先、もしペルーへ行ってみたいと思われる方、このHPが何かの参考になれば、大変嬉しく思います。
浦 眞佐子
第5回2024年2~3月 ペルー文化交流研修旅行のお誘い
スペイン語を学習している皆さん、皆さんにはペルーという国がどのように映っているのでしょうか?マチュピチュ、ナスカの地上絵、インカ帝国…テレビ番組等でよく紹介されていますが、残念ながら、それは観光客としてその国の表面を見ているだけかもしれません。ペルーの人々はどのように考え、どのように生活をしているのか、自分の目で実際に確かめてみたいとは思いませんか?
この旅行の主催者は、Guillermo Yoshikawa Torresというペルー人です。Guillermo先生はペルー、リマに在住しています。彼は長年にわたり日本のいくつかの大学でスペイン語を教えてきました。その間に思ったことは、日本人が正しくラテン諸国の人々を理解してくれているのだろうか、という疑問でした。そこで、彼は自分が教えている学生の希望者を募り、ペルーでの1カ月の研修旅行を計画立案し、毎年学生たちとともに旅行をして、数年間で延べ100人以上の学生たちに素晴らしい経験を持つ手助けをしてきました。
さらに多くの学生の皆さんにペルーでの体験を通して、広く世界に目を向ける機会を提供したいとの思いで、2017年から大学で一緒にスペイン語を学んでいる学生の皆さんとこの研修旅行を復活して、実施していました。残念ながらコロナの流行で、3年間実施できませんでしたが、来年再び実施したいと現在計画しています。
ホームステイによるペルー人との生活、日本理解のためのペルー人との文化交流、そして国内旅行と盛りだくさんの計画が組まれています。そして、多くのペルー人との交流の中から、皆さんのスペイン語力を身につけていただきます。旅行代理店を通したツアーではありません。期間中の国内旅行もGuillermo先生が案内をします。全ての研修旅行期間で先生やホストファミリーの方々が皆さんをバックアップしてくださいます。文化交流のための準備は、ペルーに旅行してきた先輩などの話を聞き、皆で事前に数回集まって資料や原稿等を作ります。
自分たち自身で作る研修旅行です。自分の行動に責任を持ち、その行動で自分なりの成果を出せます。この趣旨に賛同していただき、積極的に活動に参加される学生の皆さんを募集します。
2023年10月 浦 眞佐子
研修地 | ペルー |
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実施期間 | 2024年2月21日(水)~3月21日(木) |
募集人数 | 12名 |
参加費用 | 約660,000円 (10月18日現在) |
主催者 | 吉川 ギエルモ |

速報 2024年2月に研修旅行を実施します
3年間休止していましたペルー文化交流研修旅行を再び開催することとなりました。今まで同様に、語学だけでなく、ペルー人の生活に加わりつつペルーの文化や歴史、社会等について、体験を通しながら理解をしよう、というものです。幸い今まで事故もなく、学生の皆さんたちは様々な点でこの経験を通して視野を広げてくれました。今回も、安全に様々な経験をしてくれることを願っています。
実施期間:2024年2月21日 ~ 3月21日 前半は国内旅行、後半は学校にて文化交流研修を行います。
社会人の方もペルーを知ってください
私事ですが、今年度をもちまして日本側主催者の浦が定年になりますので、今回の研修旅行が最後となります。そこで、社会人の方々にも、ぜひペルーという国をより深く知っていただきたいと思い、スペイン語を学習している社会人向けの旅行も計画いたしました。社会人の皆さまは、すでにいろいろな海外旅行を経験されている方も多いかと思いますが、今回巡るところは3,000メートルぐらいの高地になりますので、体力的に無理をせず、同じスペイン語を学んでいる仲間とスペイン語を使ってみる楽しさを加えて、(ラグビー日本代表のスローガンではありませんが)「Nuestro Equipo」として皆さんで協力しながら楽しい旅行にしていきたいと思っています。現地Lima 集合、解散です。
実施期間:2024年3月27日 ~ 4月6日 リマ、クスコ、オリャンタイタンボ、プノ、チチカカ湖と巡ります。オプションでナスカも。
2023年に向けて
2020年3月、第4回研修旅行の方々を無事日本に送り、国境封鎖になる12時間前にやっとペルーを出国、なんとか日本にたどり着いてから早くも2年の月日が経過しました。
その間、大学での授業もオンラインになったり、学生の皆さんも教師も混乱の中で過ごしてきました。そして、この春からは対面で授業ができる大学が増え、以前の様子に少しずつ戻りつつあるようです。「ペルー文化交流研修旅行」のHPを整理するゆとりがやっとできてきました。
第4回参加者のアンケートと写真をまとめました。「前回までの記録」に収めましたので、どうぞご覧ください。アンケートを読み直し、参加者の方々がわずか1か月の経験からいろいろなことを感じ取って下さったことをあらためて嬉しく思いつつ、もっともっと多くの皆さんにその機会を提供できたらと思っています。
コロナ禍で何かできることはないかと考え、2022年1月からペルーで日本語を教えている先生のクラスのペルー人、メキシコ人の学生さんたち、日本の大学のクラスでスペイン語を勉強している学生さんたちが週1回zoomを使って、いろいろな話をしています。
自分達の地域の話、興味のあることなど数枚の写真を使って紹介をしたり、それに質問したり、話はどんどん広がりあっという間に時間が過ぎます。なかなかスペイン語や日本語で表現できないこともあるのですが、先生たちの力を借りて会話を楽しんでいます。そして、いつか現地で会おう、と話しています。
コロナウィルス感染の状況は先の見えないところがあります。まだまだ決定とはいきませんが、できれば2023年に向けて少しずつ準備をしたいと考えています。(浦眞佐子)


第4回ペルー文化交流研修旅行無事帰国!
新型コロナウィルス感染拡大が心配され始めた頃、第4回の参加者10名は2月14日に日本を出国、3月14日までの1か月間の研修を終え、ペルー国境封鎖の48時間前に出国、無事帰国しました。2月初め研修地アレキパに水害があり、その後研修後半には感染拡大による行動制限も始まり、なかなか予定通りにいかない研修でしたが、現地ペルーの皆さんの暖かい協力を得て研修スケジュールを変更し、それぞれが有意義で貴重な体験を持って帰国することができました。
治安が悪く危険ではないか、高山病は大丈夫か、食事は食べられるか等々、出発前は不安が多かったのですが、実際に目にする景観は素晴らしく、心配は杞憂に終わり、前半の国内旅行中は感動の毎日でした。ペルー人の生活は経済的にも安定しつつあり、観光立国を実現している様子を見ることができました。
後半のアレキパでの研修では、ホームステイする家族がそれぞれの学生を家族同様に暖かく迎え入れてくれ、なかなか通じてくれないスペイン語に苦労しながらも、家族とは心を通じ合わせていくことができました。研修予定の学校は水害の影響で授業の始まりが遅れ、その間はペルー人の先生とのスペイン語コミュニケーションクラスが開かれ、予習復習には家族も手伝ってくれました。学校で折り紙や習字を教える活動だけでなく、市役所では一般の方々向けのイベントを開催、その場に来ていた先生から、自分の学校でぜひ教えてほしい、と公立学校で先生方に教える経験もしました。予定通りに進むのが当たり前の日本の社会、予定通りにいかなくても臨機応変に違った結果が生まれるペルー社会、それぞれの国民性による価値観の違いを見た思いでした。
このような経験を得たことが、自身の視野を広げ、少しばかりたくましくなった自分を学生たちは発見しています。今後、この研修旅行での経験が、どこかで役に立つことを期待しています。